作品紹介 「ひと夏のソプラノを、君と」 作者 真野絡繰
今日は胸がうずく短編をご紹介。
ロックバンド「ポリス」のボーカル兼ベーシストのスティングがソロになってから出した名曲「Englishman in New York」を三ヶ月で吹いてみたいと、ソプラノサックスを「僕」は習い出す。
「僕」が習いたいと考えた理由、そしてその思いをくみ取る千景先生。
とても辛い出来事を、人は忘れることで悲しみや辛さから心を守っていく。
でも忘れずに抱き続けることで得る何かもある。
この短編を読み終えたとき…感動で涙するか? それとも、忘れた方が良いのにと思うか? それは読者それぞれの経験で左右されるのでしょう。
ですが、どちらの感想を持っても、きっと感傷的な心地よさが残る作品です。
「僕」の気持ちに寄り添って読んでください。