spare time を楽しい時間に

WEB小説(特にカクヨム)の紹介をメインにその時々の雑記

作品紹介 「魔法の杖の作り方」  作者 CAT

大人しいファンタジー作品をご紹介。

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 技術革新が生じて細工師の道を諦めることとなった主人公ラストが、森に住む魔女の杖に魅入られて杖作りの道へ進む。

 職人にとって物を作る作業は、神聖で魅惑的なものなのかもしれない。

 そう思わせてくれる丁寧で幻想的な描写が心地良い。

 

 派手なアクションも、インフレしたスキルも無い作品ですが、その分落ち着いて楽しむことができます。主人公ラストの真面目さ、魔女は言葉少ないけれどその優しい人柄も伝わってくる。

 

 現在(2017/09/22)9万字未満で、文庫本一冊程度の分量。今の内に最新話まで追いついておくと、これからの楽しみが増えるでしょう。

 日々の忙しなさに疲れたとき、のんびりとした世界に浸ってください。

作品紹介 「ホームズ対李書文」  作者 梧桐 彰

バトルシーンが熱いミステリーをご紹介。

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 ミステリー好きなら誰もが知っているホームズと、李氏八極拳創始者の李書文が絡み合う作品。ワトスンの手記形式で描かれる作品世界は、まさしくシャーロックホームズ。そこに個性的なキャラが絡み、作者さんの知識と描写力で映画を見ているかのような作品となっている。

 

 私は、ホラーとミステリーがどちらかというと苦手なのですが、この作品は私でも楽しめる数少ないミステリーでした。

 ミステリーが好きな方、格闘シーンが好きな方は読んで損をすることの無い作品です。

 

 分量も45000字未満で文庫本半分程度。充実した内容の作品と考えると少ないと感じる。ですが、少なさを心配することはありません。濃密な作品が待っています。

 是非、お休みの日などに一気読みしてください。

作品紹介 「紗亜莉ホームズ & 幽霊ワトスン/Shiley Holmes & Ghost Watson」  作者 長束直哉

とっても軽いミステリーをご紹介。

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 主人公紗亜莉(シャーリー)が、昨年亡くなったはずのじいじ和都(ワト)の亡霊が見え会話できると気づいたところからこの作品は始まります。

 家に忍び込んできたコンビニ強盗に紗亜莉は捕えられる。この事件を解決するまでのお話なのですが、会話も主人公の思考もコミカルで、ミステリー好きじゃなくても気軽に楽しめる作品です。

 

 ミステリーを得意としている作家さんが、読みやすく、誰でも楽しめる作品を作ろうと考えたのでしょうか? 私はそう感じました。ミステリーとホラー苦手な私でも楽しく読めましたからね。

 とにかくサクッと読めて、ミステリー風味を楽しめる内容になっています。

 

 四話に分かれてますが、全文字数8000字程度ととっつきやすい分量です。

 移動時間などを利用して楽しんでいただけたらと思います。

 

 

作品紹介 「鎧装真姫ゴッドグレイツ」  作者 靖乃椎子

 

ロボット好きな方向きの作品をご紹介。

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 ロボットのパイロットを目指す少女サナナギ・マコトの成長を見守ると共に、巨大ロボットの熱いバトル。スーパーロボット物が好きな方の欲望を満たしてくれる作品です。

 登場するキャラクターも個性的で、軽妙にすすむストーリーとともに、気持ちよくサクサクと読み進められる。作者の熱い思いも伝わってきます。

 

 この手の王道ロボット物を読むといつも感じることは「アニメで観てみたい」。

 作者さんの想定している動き、読者が想像している動き、それがアニメでどのような動きで現わされるのかと感じてしまう。

 もちろん原作に魅力があるからそう感じるのですけど、この作品には十分な魅力があり、アニメ化して欲しい気持ちも当然強くなる。

 

 読者が増えて反応が良ければ、その可能性は高くなるのかな?

 

 私には判らないけれど、WEB小説のアニメ化が多数観られる今ならこの作品にも可能性があるかもしれないと思ってしまう。この作品の読者なら私と同じ思いを持って貰えるのではないかな。

 そんな形で、読者が一人でも多くなることを願ってしまう面白い作品です。

作品紹介 「げきぶライフ」  作者 澤田慎梧

 

演劇部を舞台とした恋愛ものをご紹介。

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 主人公の半沢太一と、熱しやすく冷めやすい幼なじみの浅間さつき、二人が演劇部に入るところからこの物語は始まります。演劇部で活動しつつ二人の関係がはっきりしてきます。

 二人の恋愛が形になっていく様子も楽しいのですが、この作品の目玉は演劇部の活動の様子が活き活きと描かれているところでしょう。演劇部じゃなくても楽しめますが、演劇部だった方なら、相づちうって懐かしく、そして共感して楽しめる作品です。

 

 コンクールに向けて準備する生徒達の様子、そして主人公達の恋の行方、その双方をニマニマしながら楽しんでいただきたい。

 

 

作品紹介 「異世界からきた私は復讐鬼らしいです」  作者 和久井 透夏

今日はコメディのご紹介。

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 重度の面食いの大学受験生、竹原愛菜は異世界に呼び出され、既に亡くなっている皇女と間違われます。その世界は美形が多くイケメンと恋がしたい主人公は、周囲の思惑など気にせずに、異世界で暮らしていくことを選ぶ。しかし、周囲は彼女を復讐者として扱い、新たな支配者への道を歩ませようとします。最終話で判る主人公の思いは……。

 

 相手の意思をきちんと確認しないまま物事を進める方達と、とにかくイケメンと恋することしか考えていない主人公とのやり取り。

 「おいおい、そう考えちゃうの? 」という場面で主人公のことを思うと、ついプッと吹き出しちゃいそうになります。

 

 全10話、総文字数26000字程度の作品。読みやすい分量です。

 作者さんの描写は軽やかで、テンポも良い作品です。難しいこと考えずに主人公の行く末を楽しんでください。

 

 

作品紹介 「私は悪いことなど何一つしていないのです」  作者 Veilchen

四話を読んで初めて全体像が把握できる、そんなシリーズの一作をご紹介。

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 この作品は「語り手は本心を隠す」(小説家になろう)シリーズの一作です。

 シリーズは全四作、それぞれが独白形式で登場人物の言い分だけが描写され、四作全部読んで一作一作の事実を理解できる作りになっています。

 

 この作品では、処刑される直前の女性の独白が描写されています。シリーズの作りの面白さもさることながら、この作品単独でも、その描写の素晴らしさから、死刑直前の女性の姿が浮かんでくる。

 まるで劇の一幕を観客として観ているような気持ちになります。

 

 この作品単独でも十分楽しめますが、是非シリーズ四作全てを読んで、シリーズタイトルの謎を解き明かしていただきたい。

作品紹介 「軌道砲兵ガンフリント」  作者 冴吹稔

 

 本格的なスペースオペラをご紹介。

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 火星へ向かう輸送船に乗っていたリョウ・クルベ中尉が遭難に遭う場面からこの作品は始まる。彼はマユミ・タカムラ・ロバチェフスキー大尉と出会い、苦労の末に生還する。ここからドラマが始まる。

 

 宇宙、謎の敵、ロボット、恋愛とSFを楽しむ上で必要な要素が全て詰まっっていて、更にヒューマンドラマの描写もあり、もうお腹いっぱいになれる作品です。

 

 お腹いっぱいと言えば、余談ですが、作品中に天丼が出てくる場面があり、この作品を読んでいた方々がツイッターで「天丼テロ」と言い合っていて、「SFに関係ないだろう」と思いつつも帰宅途中で見かけた天丼のフランチャイズチェーン店につい入りそうになったことがあります。

 

 作品は骨太のSFで、SF好きに訴える詳細な専門用語なども描かれている。

 現在、更新中断しているので、この作品を楽しんだ方には、是非「続きを」と感想欄にコメントしていただきたいと思います。

作品紹介 「満天の空見上げ~あやかし宵街の一夜~」  作者 紫藤 咲

 

やり直すきっかけを与えてくれた一夜の作品をご紹介。

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 後悔を抱える「私」を、あやかしが小料理屋へ連れて行く。そこで出されたお好み焼き口にしたとき、「私」はある情景を見る。その情景は「私」の心を揺さぶり、そして「私」は大切なものを取り戻す。

 

 不思議な一夜の出来事が「私」にやり直すきっかけを与えてくれる。

 その一夜は「私」が望んでいたから起きたのか?

 それとも誰かが手を差し伸べてくれたから起きたのか?

 理由はどうでもいい。「私」には素敵な出来事が起きたのは事実なのだから。

 

 やり直すきっかけは、ちょっとしたことでもいい。何か後悔を抱えている時、この作品に触れて勇気を出してみませんか?

作品紹介 「グラディウス(刀剣)から。」  作者 伊藤マサユキ

 

バトル、アクションを楽しめるファンタジーをご紹介。

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 英雄の子フェルナンドが、敵の手から逃亡する場面からこの作品は始まる。

 彼は魔剣を手に入れ、仲間と共に傭兵で身を立てる。

 ゆっくりと進むストーリー内での、戦いの描写は詳細で読者は情景を生々しく想像してしまう。

 魔法や特殊能力などなく、剣と弓だけの臨場感ある戦闘シーンがとにかくいい。

 また、仲間内のかけ合いも洒落ていて、格好いい男達を描いている。

 

 古き良きと書いたら懐古厨かよと思われるかもしれない。

 でも敢えて、古き良き王道ファンタジーと言いたい。

 

 古き良き骨太の王道ファンタジーを探している方にお勧めの作品です。