spare time を楽しい時間に

WEB小説(特にカクヨム)の紹介をメインにその時々の雑記

作品紹介 「ロックンロール・ヴァンパイア」  作者 真野絡繰

音楽が好きな方に読んでいただきたい作品をご紹介。

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 大学生のアマチュアベーシスト・遠海美里(とおうみ・みさと/通称ミリ)が主人公。

 『Bloody』という、イギリス人と日本人のハーフの双子のバンドと彼女は知り合う。『Bloody』のメンバーには秘密があり、それは二人がヴァンパイアだったこと。

 

 メンバー集めを条件に『Bloody』のバックバンドに参加できることになった美里は、必死にメンバーを探す。これがなかなかうまくいかない。武道館ライブというアーティストなら一度は経験したいイベントにも関わらず、メンバーが決まらない。

 

 美里は条件をクリアして、『Bloody』のバックバンドに参加できるのか?

 

 音楽がメインの作品では、しばしば知識が要求される。知識なしだと楽しめない作品んも多い。ですが、この作品を読むにあたって、音楽の知識はまったくなくて構わない。でも、音楽が好きな方なら更に楽しめる内容になっている。そして、音楽を聴いているかのようなリズムを感じるテンポ、爽快感を味わえる作品です。

 

 これから年末にかけて、様々なライブイベントが巷で、TVで行われるでしょう。その空間で楽しむことはできなくても、この作品を読めば、バンドの裏の話込みで楽しめます。是非、ライブを楽しむような感覚で読んでいただきたい作品です。

作品紹介 「ソーレディの歌 - Unsung suns Lovesong」  - 作者 糾蝿カフク

とても切なくなる作品をご紹介。

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 ソーレディ・メザノッテ、今は亡き王国の、さる姫君。彼女は魔王に餌として捕えられる。

 彼女は魔王に捕えられる以前に、様々な仕打ちを受け、既に精神が壊れてるのではないかと思われるような発言をする。

 「お食べになるならご自由に」

と。

 

 魔王は、食欲が出るような、美味しそうな彼女になったら食べると言い。ソーレディに良い食事を与え平穏な日々を過ごさせる。その生活をソーレディは天国と言い、この幸せな時に、魔王の役に立ちたい、つまり食べてくれと言う。魔王は彼女のその反応を不思議がり、そして彼女との生活を続けていく。

 そして彼女が亡くなったとき、魔王は自分が失ったものを知ることになる。

 

 あとは作品を読んで結末を知ってください。

 

 私はこの作品を読むたびに、いろんなことを考えさせられ、そして毎回切ない気持ちになります。とても素敵な作品ですので、どうぞご覧下さい。

作品紹介 「限界突破の勇者さま」  作者 結葉 天樹

ドタバタ道中が楽しいファンタジー作品をご紹介。

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 魔王ディオン。彼はお付きのファリンと気まぐれで人間社会を見て回っている間に、ひょんなことから勇者として認められてしまう。そしてあろうことか、魔法討伐の旅にでることになってしまう。

 ディオンはファリンの他に、王女のエミリア、没落騎士のアンリと共に旅するのですが、そこで世界の有り様が自身の思い描いていたものと違うことに気付き、世界を知ろうと旅を続けている。

 

 道中の様子はコミカルに描かれていて楽しい。ストーリーのテンポは良く、会話も軽快で、ラノベ好きには親しみやすい作風です。個人的にはお付きのファリンの苦労とその様子に同情しながら、魔王一行の旅を追っています。

 

 ネット上でも、書籍でも、俺TUEEEE、チート系のファンタジーはたくさんあるのですが、そういった作品を楽しんでいる方にはお勧めできる内容です。

 

 難しいことを考えずに楽しめる、心地良い作品です。

作品紹介 「花咲く都のドールブティック」  作者 冬村蜜柑

乙女向きなタイトルと異なり誰でも楽しめる恋愛作品をご紹介。 

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  ドールブティック茉莉花堂のドール職人メルレーテ・ラプティ、通称メル。

 メルが働く中で起きる事件解決での格好良さやお客様との柔らかいふれ合いがとても素敵な作品。

 恋愛モノなのですが、お仕事モノの作品として読んでも楽しめますし、描写される小物、ドールやドレスはもちろん紅茶やお菓子の描写まで可愛らしく描写され、その描写に想像力を刺激される体験だけでも楽しめます。

 

 ドールを扱ってる作品だから女性向けかと感じられがちですが、そうではありません。確かに女性の方がより深く楽しめるかもしれませんが、男性が読んでもとても楽しい作品なのは間違いない。

 

 読者の性別問わず楽しみどころ満載の作品として紹介させていただきます。

 紅茶やお菓子を用意して、穏やかな気持ちで楽しんで下さい。

作品紹介 「侯爵様と家庭教師」  作者 都月きく音

ハーレクイン風味の恋愛作品をご紹介。

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 親戚に家を乗っ取られた元伯爵令嬢のリュネット。

 彼女は恋愛潔癖症気味。手に入った職も辛い思いをしてクビになる。

 そんな彼女の前に、親友の兄で苦手なマシューが現れる。

 彼は女たらし。職を失ったリュネットをマシューが助けるところから、2人の関係が動きだす。

 

 十九世紀英国風の舞台で繰り広げられる恋模様は、作者さんが丁寧に時代状況を調べてるおかげで、当時の社会にある因習等の下での苦労が伝わってくる。性的描写も落ち着いていてドキドキさせつつも品がいい。

 女性の相手には自信を持っていたマシューが、リュネットに振り回されつつも恋心を深め、恋愛潔癖症のリュネットが マシューに惹かれていき恋に落ちる様子は、恋愛作品が好きな方にはたまらない展開ではないだろうか。

 

 リュネットの様子にもどかしさを感じ、時には女たらしの姿を、時には男らしい姿を見せるマシューの様子を是非楽しんでください。