作品紹介 「うさぎの骸」 作者 小谷杏子
ホラー風味なファンタジー作品をご紹介。
他人が嘘をついたことが判る。そんな能力を持った主人公の少年イラに起きる恐ろしい物語。
話が進むにつれて不気味な世界観、イラを取り巻く不穏な環境が明らかになってきています。作品は「魔女」「首切りうさぎ」等の謎が徐々に判り始め、主人公に不気味な不安を抱かせているところ。
ホラーを中心に執筆活動している作者さんの美しくも静かな文体が、読んでいる内に不安や恐怖を読者に抱かせる。主人公の生存域が徐々に狭まっているような空気を感じる。
他人の嘘を見破れることは、その生を奪われるほどいけないことなのか?
その謎が徐々に明らかになろうとしています(2017/09/27、16話時点)。これまでの展開から、おどろおどろしい理由なのではないかと予想されます。
作品の核心はこれから明らかになる。
私には、主人公が置かれてる状況をどう打開するのかまだ予想がつかない。
ワクワクしながらこの先のストーリーを待っている、とても楽しみな作品です。