作品紹介 「僕の彼女にバグがある」 作者 衣谷創
近未来、起こりうるかもしれない切ない短編をご紹介。
感情を持つAIやロボットに恋した人間のお話。こういったストーリーは過去にもあったので、珍しくないと言えば珍しくはない。
二次元嫁という言葉が聞かれるようになって久しい今、実際に対話し、愛情を示し返してくれるAIに恋し愛する人が出てきてもおかしくはないのでしょう。
この作品では愛しあっていても種族の違いゆえに切ない悲しい結果となる。
AIの決断、主人公の決断、第三者の決断それぞれに賛意や反意を読者は持つでしょう。
自分だったらどうするか？ 立場毎に考えながら読むと、読者それぞれに別のストーリーが生まれ、結果は変わらないとしても、何かしら大事な気持ちが残るはず。
今、愛する人が居る方に読んでいただきたい作品です。
