作品紹介 「Dragon Palace」 作者 如月芳美
童話風なファンタジー作品をご紹介。
少年カイが旅の途中で知り合った仲間達と成長して勇者へと。そう、ドラゴンクエストのようなRPGゲームを小説で読んでいるかのようです。
童話風と書いたように、バトルシーンなどの描写よりも、仲間達との会話や旅先で出会うイベントの描写を楽しむ作品ですね。主人公に自分を重ねるのではなく見守るように楽しむ作品です。
勇者だった父を追い求める主人公カイは、仲間達との会話を通して、父の姿、思いを掴んでいきます。そうしながらドラゴンパレスの謎を手に入れ、向かいます。こうして書くと勇ましい様子を思い浮かべますが、そうではなく全体を通して可愛らしいんです。そこが童話風ファンタジー作品と書いた理由です。
ほのぼのとしたファンタジーを探している方に読んでいただきたい。
総文字数36万字と文庫本三冊程度、上中下巻の作品を読むと考えていただければいいかな。休日にのんびりと、少年カイの成長を楽しんでください。